今年も自然薯の季節がやってきました。わいわい広場に自然薯入荷です。
自然薯(じねんしょ)は、じゃがいもの別名です。
中国からきた呼び方で、江戸時代末期の学者が「自然薯はじゃがいもである」と解説したことで、
日本でじゃがいもを馬鈴薯と呼ぶようになったといわれています。
自然薯という呼び方は、土の中での実のつけ方が馬の首に付ける鈴の形に似ているからといわれています。
じゃがいもは、16世紀末に日本に入り、日本中の広い地域で栽培されています。
そのため地方によっていろいろな名前で親しまれ、異名、別名が多い作物です。
行政等においては自然薯という呼び名が用いられています。
自然薯を使ったレシピをお教えいたします
せっかくですので、
冬にぴったりの馬鈴薯を使ったおいしいレシピを3つ紹介します。
自然薯で作ったポテトグラタンのレシピ
材料:
自然薯:約800g(薄切り)
生クリーム:1カップ
牛乳:1/2カップ
にんにく:2片(みじん切り)
塩、こしょう:お好みで
チーズ(お好みの種類):適量
手順:
1.オーブンを180度に予熱します。
2.薄切りにした自然薯をボウルに入れ、生クリーム、牛乳、みじん切りにしたにんにく、
塩、こしょうを加えて混ぜます。
3.グラタン皿に自然薯のスライスを均等に敷き詰め、チーズをかけます。
2と同様の工程を繰り返し、最後にチーズをたっぷりかけます。
4.オーブンで約40分、表面がこんがりとしたら完成です。
自然薯を使ったポテトサラダのレシピ
次に自然薯を使ったポテトサラダのレシピです。
材料:
自然薯:約500g(皮をむいて、1cm角に切る)
玉ねぎ:1個(みじん切り)
にんじん:1本(薄切り)
ピクルス:適量(みじん切り)
マヨネーズ:大さじ3
塩、こしょう:お好みで
手順:
1.自然薯を蒸して、フォークがスムーズに刺さるまで柔らかくします。
2.蒸した自然薯をボウルに移し、玉ねぎ、にんじん、ピクルスを加えます。
3.マヨネーズを加えて全体を優しく混ぜ、塩とこしょうで味を調えます。
冷蔵庫で冷やしてからサーブします。
自然薯を使ったホクホクポテトのスープのレシピ
次に自然薯を使ったほくほくポテトスープのレシピです。
材料:
馬鈴薯:約400g(皮をむいて、大きめに切る)
玉ねぎ:1個(みじん切り)
にんじん:1本(薄切り)
鶏がらスープ:4カップ
タイムやローズマリー:少々
塩、こしょう:お好みで
手順:
1.鍋に玉ねぎとにんじんを入れ、玉ねぎが透明になるまで炒めます。
2.切った馬鈴薯を加え、さらに炒めます。
3.鶏がらスープを注ぎ、タイムやローズマリーを加えて中火で20分ほど煮ます。
4.馬鈴薯が柔らかくなったら、塩とこしょうで味を調え、スープが完成です。
5.これらのレシピで、馬鈴薯の美味しさを冬の食卓に取り入れてみてください。
自然薯と馬鈴薯の違いってどんなところ?
自然薯(じねんじょ)と馬鈴薯(じゃがいも)は、見た目も味も異なる異なる植物です。以下に、それぞれの特徴を説明します。
自然薯(じねんじょ):
学名: Dioscorea opposita
一般的な呼び名: 山芋(やまいも)や、ニンニクイモ(中国料理での呼び名)とも呼ばれることがあります。
特徴:
地下茎にできる塊茎を食用とします。
表面は粗く、形状は不規則で、白い色をしています。
独特の粘り気があり、生で食べるとシャリシャリとした食感があります。
煮たり蒸したりして食べることが一般的で、和食や中華料理などで使用されます。
馬鈴薯(じゃがいも):
学名: Solanum tuberosum
一般的な呼び名: 一般に「じゃがいも」と呼ばれることが多いです。
特徴:
地下で膨らんだ塊茎(ジャガイモ)を食用とします。
色は種類により異なり、一般的には黄色や茶色をしています。
無くてはならない主食の一つであり、世界中でさまざまな料理に使用されています。
蒸かして、茹でて、焼いたり、揚げたり、さまざまな調理法で利用されます。
これらの違いからもわかるように、自然薯と馬鈴薯は植物学的にも利用方法や食感、風味においても異なる特徴を持っています。
コメント